就寝中の衣服内温度から、からだのリズムがわかります！　新しい計測方法で簡単に。カラダリズムを知ってセルフケア！

　2001年、10〜60歳までのすべての女性が簡便に利用できる計測端末と、分析結果を配信するシステムを提供することを目指し、株式会社エイネットは信州大学繊維学部感性工学科上條正義助教授と共同研究をスタートいたしました。2002年には平成14年度中小企業技術開発費等補助金を受け、モニター検証用機器・システムの試作を行い、機器検証・ユーザーニーズ調査・ユーザビリティ調査を行いました。

　 約90×65×27mmと大型で、まだ装着感もあまりよくない状態でしたが、モニタ計測検証では、就寝中の衣服内温度より口中計測温度と同様の周期的変化をとらえることができ、ウェアラブルセンサによる女性健康情報システム実現に手応えをえました。この年、本格的に本研究開発に取組むためにキューオーエル株式会社を設立致しました。

　その後、事業化を目指した開発のため、我国の生体計測工学研究における第一人者であり、基礎体温自動計測システムの研究に取組んだ経験のある早稲田大学人間科学部戸川達男教授との共同研究を行いました。より小型化・計測精度の向上の研究を行い、約37.5x28x8mm/11.3gという超小型センサ(深部体温測定のための熱流補償構造を装備)の開発や、実用化機器の研究に取組みました。

　また、会津大学陳文西上級准助教授（携帯電話による生体モニタリングと健康管理システムの研究）、東京医科歯科大学松岡恵教授（リプロダクティブヘルス看護学）・久保田俊郎教授（産婦人科学）との共同研究を開始し、健康情報システムの開発を進めました。